MotoGP『予選の楽しみ方』をご紹介 予選からのストーリーで決勝レースが100倍楽しくなる!?

MotoGP全般
この記事は約9分で読めます。
女子
女子

予選Q1予選Q2の出場ライダーってどうやって分けてるんですか?
もしかして、アイドルの総選挙みたいな人気投票?ってことはないですよね。笑

Moto次郎
Moto次郎

予選の方式が気になるなんて、完全にMotoGPマニアですね。笑
人気投票も面白そうですが、残念ながら、タイムで分けられています。
ですから、金曜日のFP1(フリープラクティス1)から、すでに勝負は始まってるんですよ。

ウェルカム!
管理人のMoto次郎です。

MotoGPレースにハマってくると、決勝レースだけでは物足りなくなって、予選も見逃せなくなってきます。
そして、予選が始まる時点で、既にQ1Q2への出場ライダーが決まってて、Q2出場ライダーの方が断然有利な立場になっていることを知ります。
そうすると、「Q1Q2への出場ライダーはどうやって決めてるの?」と、どんどん深みにハマっていってしまうという訳です。
そこには、決勝レースへ続くストーリーが有りますからね。

ってなことで、
今日は、『MotoGPクラス予選方式』 についてご紹介します。

レースウィーク

MotoGP予選方式を理解するためには、まず、レースウィークの流れを知ることが大事です。
公式プログラムは、木曜の記者会見からスタートし、日曜の決勝レース、そして、レース後の記者会見までと長丁場です。

木曜日(決勝レース3日前)

・記者会見

金曜日(決勝レース2日前)

・FP1 45分間 (フリープラクティス1)
・FP2 45分間 (フリープラクティス2)

★土曜日(決勝レース1日前)

・FP3 45分間 (フリープラクティス3)
・FP4 30分間 (フリープラクティス4)

・Q1 15分間 (公式予選1)
・Q2 15分間 (公式予選2)

・予選後の記者会見

日曜日(決勝レース当日)

・ウォームアップ走行 20分間
・決勝レース!!
・レース後の記者会見

Moto次郎
Moto次郎

文字で見るだけでも、結構、盛りだくさんですね。

予選方式

Q1Q2への出場選考は、

  • FP1~FP3のベストタイム順に、上位10名がQ2へ出場、それ以下はQ1へ出場
  • Q1での上位2名は、Q2へ出場
    Q2は12名が出場。(上位10名と、Q1上位の2名))

という事になります。

そして、決勝レースのグリッド(スタート位置)は、
Q2(上位の予選)のタイム順に、1番グリッドから12番グリッドまで、そして、
Q1(下位の予選)のタイム順に、13番グリッドから後ろに配置されます。

図で示しますとこの様な感じです。

この方式というのが、
ライダー達にとっては、とっても過酷で、
見ている私たちにとっては、とってもエンターテイメント性が高いものです。
ライダー自身の体調やバイク、そしてタイヤやコースの状態のチェックをしながら、予選や決勝レースへ向けた準備に加え、タイムアタックもしていかなければいけない状況がFP1から始まる訳です。

理屈としては、
FP1~3まで全然タイムが出なくても、Q1上位でQ2に進んで、良いタイムを出せば、PP(ポールポジション)の獲得ができてしまいます。

でも、そんなことは、ほとんどありません。

例えば、
FP1で路面が濡れていてタイムが出そうに無い、FP2は路面が乾くだろう」と考えて、
FP1をそこそこのタイムで走ったら、
逆に天候が悪化してしまい、結局、FP1のタイムでQ1/Q2への割り当てが決まってしまった。
なんて事になりかねませんから、
やっぱりFP1から、常にベストタイムを狙っておかなければいけません

逆に、
FP1~FP3は、絶好調だったけど、予選で転倒してしまい、決勝のグリッドはイマイチだった。
そんなライダーは、グリッド位置に関係なく決勝レースには期待が持てます。

ですから、決勝レースだけではなく、事前の準備や、記者会見での牽制なども含めて、レースウィークを見ていくと、より決勝レースが楽しいものになります。
そこに至るストーリーを知ることによって、ライダーたちの気持ちを想像し深く感情移入することができるからです。

予選の楽しみ方

予選はバラバラに走ってますので、慣れないと展開が分かりづらいです。
決勝レースは、一斉にスタートしますので、誰がトップを走っているか分かりやすいのですが。

そのため、予選には、決勝レースには無い、独特のデータ表示が有ります。
これの意味が分かると、予選がとっても楽しくなりますので、是非、覚えて下さい。

画面の左側と下に4本の線が表示されているのが分かると思います。

画面に表示されるデータの中に、4本の線があり、赤/オレンジ/グレーで表示されます。
このちょっと見にくい表示が、とっても大事なデータなんです。
4本の線のことを、インジケーターと言ったりします。

画面左側は、常時、表示されていますが、
画面下側の表示は、注目ライダーがピックアップされて表示されます。

基本事項として、まずは、線の色の説明から、

  • 赤    ;全ラーダーのタイム中で、トップタイム
  • オレンジ ;自分のタイムの中で、トップタイム
  • グレー  ;どちらでもない場合

そして、
線が4本あるのは、コースを4分割して、区間ごと(セクターごと)のタイムを示しています。

コース図を見ますと、セクター1からセクター4に、4分割されているのが分かると思います。

セクター1が、一番左のインジケーターで、順に、セクター4が一番右のインジケーターです。

これが、基本的なインジケーターの意味です。

インジケーターをどういう具合に楽しむのか?

そして、このインジケーターをどういう具合に解釈して楽しむのか?

もちろん、一番は、に注目です。
トップタイムが入れ替わる可能性が有りますので。

また、下位に沈んでいるライダーに連続してオレンジがついたときも、一気に順位が上がる可能性が有りますので、注目です。

マニアックな見方としては、セクター3まではがつくライダーが多いけど、トップタイムがなかなか更新できない。なんて時は、トップタイムを出しているライダーがセクター4でかなり速い区間タイムを出している事になります。
「このライダーはこんな感じのコースが得意なんだな」「ラストラップでギリギリの勝負になったときは期待が持てるな」なんて考えたりできます。

たまに表示されるタイヤの表示とかもチェックできると更に楽しめます。

Moto次郎
Moto次郎

ん~、マニアック

ちなみに、
これらの表示は、基本的にFP1~FP4なども同じです。

まとめ

  • Q1は下位ライダー達の予選Q2は上位ライダー達の予選
  • FP1~FP3ベストタイム上位10人以外は、Q1へ出場
    Q1の上位2人は、Q2へ出場
  • FP1~FP3ベストタイム上位10人がQ2へ直接進出
    Q1の上位2名を加えて、Q2には合計12名が出場
  • 予選では、赤/オレンジ/グレーインジケーターに注目
  • 予選を見ると、決勝レースの面白さが爆上がり

予選も楽しそうだなと思っていただけたのではないでしょうか。
ホントに決勝レースが更に楽しくなりますので、是非!
仮に決勝レースにつながらなったとしても、
予選ならではのドラマがあります
新たなオシライも見つかるかもしれませんよ。

女子
女子

予選中継ではピットにいるライダー達の様子も中継されることが多いです。
もちろんヘルメットは脱いでます。

ちなみに、
レースウィークの流れについては、こちらで詳しくご紹介していますので、是非参考にして下さい。

レースウィークの活動を知れば、イケメンが更にイケメンに見えてくる
ウェルカム!管理人のMoto次郎です。さてさて、みなさま、前回ご紹介したMotoGP関連メディア情報はご活用いただいていますでしょうか。早速、Huluの無料期間を使って、レース中継を体験して頂いたりしている方もいらっしゃるんじゃな...

ってな事で、
それでは、
Have a nice MotoGP!

~最後に~
お気軽にコメントなどいただけるとうれしいです。
扱ってほしいテーマなどがありましたら、ぜひ、教えて下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました