ヒジスリって知ってますかの話 マルク・マルケスがMotoGPで流行らせたんだってよ

MotoGP全般
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管理人のMoto次郎です。

さてさて前回、MotoGPレースでヒザを路面に当ててる理由についてご紹介しました。
実は、その記事では見ていただく写真を選ぶのに、いつも以上に苦労したんです。
なんでだか、分かりますか?

女子
女子

なんでですか?
ヒザをすっている写真なんてたくさんあるのに。

そうですね、ヒザをっている写真はたくさんあるのですが、
他の部分もってしまってる写真が多いんです。

これを見て下さい。

Moto次郎
Moto次郎

ヒザだけじゃなくて、ヒジもっちゃってるんです。

ヒザと一緒にヒジもすっていることが多いので、
ヒジをすっていなくて、ヒザだけすっている写真を探すために、
意外と苦労してしまいました。という訳です。

先日、ファビオ・クアルタラロの肩まで路面にあたってる写真をご紹介しましたが、
これは、2020年においては、これはかなり特殊なシーンです。
もちろん、今後、あたり前になってくる可能性はあります。
そうやって、常に変化/進化していくのが、MotoGPの魅力ですよね。

実は、ヒジをするのが当たり前になったのも、結構、最近なんですよ。
ってな訳で、
今日は、ヒジスリについて、ご紹介していきます。

ヒジスリはホントに当たり前?

さて、冒頭から「MotoGPではヒジスリが当たり前」という前提で進んで来てしまっていますが、
ホントに当たり前なの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
まずは、その辺りから見ていただきましょう。

どうぞ!

マルク・マルケス

ヒジすってます。

ファビオ・クアルタラロ

ヒジすってます。肩も?

中上貴晶

ヒジすってます。

ヴァレンティーノ・ロッシ

右上の写真見て下さい。3人ともヒジすってます。

最後にもういっちょ。

MotoGP最年少のイケル・レクオナ

ひじすってます。

ふ~っ、このぐらいにしておきましょうww

私Moto次郎ご推奨の4人に加え、MotoGP最年少 若干20歳のイケル・レクオナまで、
みんなヒジスリしてます。

ちなみに、
MotoGP参戦ライダーの最年長はヴァレンティーノ・ロッシで41歳、
最年少はイケル・レクオナで20歳ですので、年の差は、20歳以上です。
イケル・レクオナが生まれた年(2000年)には、
ヴァレンティーノ・ロッシは、
既に今のMotoGPにあたる最高峰クラスにもう参戦してたってんだからもう、なんかスゴイ!

Moto次郎
Moto次郎

すいません話がそれてしまいました。

とにかく、老若男女を問わず、
MotoGPではホントにみんなヒジスリしているってことで、納得いただけましたよね。
(残念ながら、女性ライダーは参戦していないのですが)

ヒジスリってマルク・マルケスがきっかけで当たり前になったんです

実はヒジスリが、当たり前になったのって、結構最近なんです。

Moto次郎
Moto次郎

そしてそして~

ヒジスリって、マルク・マルケスが流行らせたライディングスタイルなんです。

マルク・マルケスは、2013年からMotoGPクラスに参戦して、
いきなり年間チャンピオンを獲得したのですが、
その時、象徴的だったのが、
このヒジまで路面にこすってしまう程、
体をバイクの内側に入れるライディングスタイル
だったんです。

それまでは、こんなにバイクから頭を離して体を傾けてしまうのは、
バイクの動きとライダーの体の動きが一体化しないので安定しないと言われ、
ダメな乗り方と言われていたスタイルだったんです。

それが、一気に流行して、
いまやどのライダーもヒジを路面に当てるように、
バイクから体を大きく落としたライディングスタイルに変わってしまいました。

マルク・マルケスが、
このヒジを擦るライディングスタイルでとにかく勝ちまくってしまい

みんながマネし初め、
ついには大御所のヴァレンティーノ・ロッシまでが、ライディングスタイルを変えてしまいました。

そして、ヒジスリはMotoGPにおけるライディングの基本スタイルとなったとさ、
めでたしめでたし。

まとめ

ヒジスリは、MotoGPのライディングスタイルの基本型

ヒジスリは、マルク・マルケスが勝ちまくったことで、みんながマネすることになった

さて、今回は、MotoGPでの常識である、ヒジスリについて、ご紹介しました。

年々、技術進化で、バイクやタイヤの性能が良くなったり、
逆にレギュレーションの影響で、性能が偏ったり、
そんなこんなの事情で、
最適な操作方法/ライディングスタイルも変わってきます。

ライダー達は研究熱心ですから、0.001秒でもタイムが短縮できそうなものは、
どんどん取り入れ変化/進化していきます。
だから、油断したらどっかに行ってしまう2歳児のようで、
私たちMotoGPファンはライダー達から目が離せないんですよね。

ってな事で、
それでは、
Have a nice MotoGP!

~最後に~
お気軽にコメントなどいただけるとうれしいです。
扱ってほしいテーマなどがありましたら、ぜひ、教えて下さい。

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