MotoGPの足出し走法が、なんでDoctor’s Dangleって言われるの?ってか足出し走法って名前ダサくないですか?

MotoGP全般
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管理人のMoto次郎です。

さてさて、ここのところ、肩スリヒザスリヒジスリと3連続で来てます。
肩スリはファビオ・クアルタラロの写真だったり、
ヒジスリはマルク・マルケスが流行のきっかけだったり、
新しいことは、なんでも若者が始めるんだよな~という雰囲気になってしまっていないでしょうか。

Moto次郎
Moto次郎

いやいや、実は、レジェンドライダーも負けてないんですよ。
「足出し走法」ってご存知でしょうか。

女子
女子

足出し走法!
メチャダサい名前!

Moto次郎
Moto次郎

確かにダサい・・・
英語では、Doctor’s Dangle なんて言われてますが・・・

女子
女子

Doctor’s Dangle?
医者のぶら下がり??

Moto次郎
Moto次郎

知っている人からすると、意外と合ってるような・・・

足出し走法って、これです。

出典;https://www.yamahamotogp.com/media/photo/11-10-2020-grand-prix-of-france/race
Moto次郎
Moto次郎

足を出して走ってますので、足出し走法です。
そのまんまで、すいません。
(私が名付けた訳じゃないんですが)

ってな訳で、
今日は、足出し走法について、ご紹介していきます。

足出し走法はヴァレンティーノ・ロッシが始めました

上でもご紹介しましたが、足出し走法とは、これです。

出典;https://www.yamahamotogp.com/media/photo/11-10-2020-grand-prix-of-france/race

直線から、コーナーに向かって、
ブレーキをかけるのと同時に、足をステップから外してブラブラさせます。

実は、MotoGPで、この足出し走法は、ヴァレンティーノ・ロッシが初めたんです。

新しいことって、なんか変なことしてるな~と思われてしまうんですが、
これもまさにそんな感じで、初めは奇妙だと言われていました。

例えば右に曲がっていく時は、
右足でステップに体重をのせてバイクを右側に倒していくのが、セオリーと言われていました。
(諸説有りますが)
それなのに、足をステップから外してしまうんですから、それはそれは奇妙に見えました。

そんな奇妙なライディングを、
レジェンドライダーのヴァレンティーノ・ロッシが初めたものですから、
当時、とっても話題になりました。

2009年頃に、ヴァレンティーノ・ロッシが始めた足出し走法ですが、
今では、大流行を超えて、普通になってしまってしまい、
MotoGP以外のバイクレースでも、世界中で足出し走法をするライダーがたくさん居ます。
例えば、全日本選手権でも、使われています。

足出し走法がなんで、Doctor’s Dangle なの?

足出し走法は、英語圏では、Doctor’s Dangle と言われています
直訳すると、医者のぶら下がり です。

もう、お分かりになってしまった方も多いかもしれませんが、
Doctor って、ヴァレンティーノ・ロッシのことです。
一流の医者が病気を治してしまうように、
ヴァレンティーノ・ロッシにかかれば、
イマイチなバイクでも、優勝できるバイクに仕上がってしまう
ことから、
ヴァレンティーノ・ロッシDoctorという愛称で呼ばれています
自分でも気に入っているようで、バイクに自分でステッカーを貼ったり、
自分のお尻にも書いてあります。

Moto次郎
Moto次郎

オシャレーな色使いですよね

ちなみに、レース後のパフォーマンスでこんなこともやってます。

以上、かなり脱線してしまいましたが、
Doctor’s Dangleとは、
ヴァレンティーノ・ロッシが足をブラブラさせてるのを表現した言葉
なんです。

足出し走法と比べると、オシャレ具合が段違いですね。

ちなみに、足出しはみんな当たり前にやってますよという写真を1枚、どうぞ。

出典;https://www.yamahamotogp.com/media/photo/27-09-2020-grand-prix-of-catalunya/race

ところで、なんで足出してるの?

女子
女子

ところで、なんで足出してるんですか?

Moto次郎
Moto次郎

そこも気になりますよね。

ヴァレンティーノ・ロッシは、
「リアタイヤに、体重がのせやすい」と言っています

元々、足を出しはじめたときは、直線をフルスピードで走ってきて、
ブレーキをかけるときだけ、足を出していたんです。
そこでは、体重が一気に前に行ってしまい、リアタイヤが浮き上がってしまうほどです。
そんなリアタイヤが浮き上がってしまう様な状況で、
足を出すと、体重がリアタイヤに乗せやすいので、
リアタイヤの浮き上がりを押さえて、
バイクをコントロールしやすくできる
という訳です。

ですから、
初めは直線終わりのコーナーだけ足を出す感じだったんですが、
どんどん増えて、最近では、ほとんどのコーナーで足を出すようになってますね。

足を出す効果としては、その他にも、
空気抵抗を増やして、ブレーキを効きやすくするため、とか、
足を出して、後ろから来るライダーをブロックするため、とか、
いろいろ言われています。

また、足の出し方もいろいろで、
思いっきり足を広げるライダーもいますし、
足の裏を路面にこすりながら走るライダーがいたり、
逆に全然足を出さないライダーもいます。

結局は、ライダー個々に、フィーリングが良いと思ったやり方でやっているようです。

まとめ

足出し走法は、ヴァレンティーノ・ロッシが始めて、広まった。

足出し走法は、英語では、Doctor’s Dangleと言われる。

・足を出すことで、リアタイヤに体重を乗せやすく、
 ブレーキコントロールがしやすくなる。(とヴァレンティーノ・ロッシは言っている)

さて、今日は、足出し走法について、ご紹介しました。

今では、すっかり定着した足出し走法ですが、
周りのライダー達がヴァレンティーノ・ロッシのマネをし始めたころは、
”いかにも練習中”って雰囲気のライダーもいたりして、見てて面白かったですね。
ホント、おっかなびっくり・・・・・・・・って感じで。

2009年頃から、ヴァレンティーノ・ロッシが足出し走法を始めたと言いましたが、
その頃のヴァレンティーノ・ロッシは、すでに6回も年間チャンピオンを取っていました。
そのチャンピオンが新しいことにチャレンジいていくんですから、
見ている方はとっても楽しいです。
こんな所も、ヴァレンティーノ・ロッシが、
大人気で、
現役ライダーにしてレジェンドと呼ばれてしまう理由です。
ホンットMotoGPファンを楽しませてくれます。

ってな事で、
それでは、
Have a nice MotoGP!

~最後に~
お気軽にコメントなどいただけるとうれしいです。
扱ってほしいテーマなどがありましたら、ぜひ、教えて下さい。

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