中上貴晶選手 MotoGPクラスで初のポールポジション獲得!! そして決勝の結果は!!!?

中上貴晶
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ウェルカム!
管理人のMoto次郎です。

みんな大好き中上貴晶選手が、
ついにMotoGPクラスで初のポールポジションを獲得しました!!!!

MotoGPクラスに参戦して、3年目、ついにやってくれました!!!!

いやー感動的!
トリハダと涙が止まりませんでした。

Moto次郎
Moto次郎

ちなみに、ポールポジションって覚えてらっしゃいます?

女子
女子

もちろんです。
ポールポジションといったら、決勝スタートの一番前の位置のことです。
予選で1番速いタイムを出すと、ポールポジションからスタートすることになります。

Moto次郎
Moto次郎

そうです、そうです。
つまり、中上貴晶選手が、
世界一のライダー達の中で一番速いタイムを出したってことです。

日本人ライダーとしては、16年ぶりです。
16年前の最高峰クラスは、今のMotoGPとは少し違うバイクを使っていましたから、
MotoGPクラスとしては、日本人で初めての偉業です。
ちなみに16年前の最高峰クラスはGP500クラスでライダーは玉田誠さんでした。
しかも玉田誠さんは、そのポールポジションからスタートしたレースで、決勝で優勝しています。

そんな歴史的な背景もありまして、
ポールポジション獲得ってだけではく、
決勝への期待も、絶好調に達しました。

そして迎えた決勝の当日、
なんと、午前中のウォームアップ走行でも、トップタイムで絶好調!
決勝への期待が、もう確信へ変わっていくのを感じました。
優勝しか無い!
悪くても、3位以内で、初の表彰台は間違いないだろう。
日本人全員が?そんな気持ちでした。

そして、決勝がスタート!
抜群のスタートダッシュで、ホールショット!
心配だったスタートも、いままでで最高の出来栄え。
更に期待が高まります。
と思った瞬間、中上貴晶選手は転倒してしまい、このレースを終えました。

劇的過ぎる とは、この事でしょう。

そして、中上貴晶選手は、ツイッターでそのときの心境を語ってくれました。
本当に正直に。

ってな事で、
今日は、中上貴晶選手が初のポールポジションを獲得した
今年2020年シーズンの第12戦 テルエルGPについて、
レースウィークの流れを振り返っていきます。

2020年シーズン 第12戦 テルエルGP中上貴明選手が初のポールポジションを獲得した歴史的なレースを振り返る

2020年シーズン 第12戦 テルエルGP
その舞台は、スペインの歴史的なサーキット:モータランドアラゴン です。
天候は3日とも晴天に恵まれ、トラブルなどもなく順調にスケジュールは進みました。

走行スタート前日 2020年10月22日(木)

中上貴晶選手が、HRCとの2年契約を発表!
来年2021、再来年2022も、ホンダのバイクでMotoGPクラスへ参戦することとなりました。
最高のニュースで、レースウィークは幸先の良いスタートを切りました。

HRC:ホンダレーシングコーポレーション
ホンダ(本田技研工業)のバイクレース部門(子会社)です。

初日 2020年10月23日(金)

初日から絶好調、FP1では2位タイム、FP2ではトップタイム!

Moto次郎
Moto次郎

でもでも~

初日でトップタイムは中上貴晶選手も過去に記録していますし、
レースウィークの後半に向けて、だんだんと調子を上げてくるライダーも多いですから、
まだ印象としては、「とりあえず今週は調子よさそうだね」って感じでしょうか。

FP1 中上貴晶 2位タイム

MotoGPテルエルFP1:やっぱり覚醒? アレックス・マルケスが首位。中上貴晶が2番手で続く

FP2 中上貴晶 トップタイム

MotoGPテルエルFP2:中上貴晶、初表彰台の期待高まる初日トップタイム! ドゥカティどうしたドヴィ18番手

2日目 2020年10月24日(土)

2日目が、中上貴晶選手が初のポールポジションを獲得する歴史的な日となりました。

FP3 中上貴晶 2位タイム

まずは、FP3で2位タイムで、ここまでの総合2位となり、
予選Q1を飛ばしてQ2への進出を決めました。
最終的には、トップの選手から、0.06秒差で2位となりましたが、
タイムの塗り替え合戦でトップ選手と対等に張り合い、
何かこれまでとはレベルの違う調子の良さを感じさせました。

MotoGPテルエルFP3:僅差のアタック合戦をモルビデリ制す。中上貴晶は2番手で予選Q2へ
MotoGP第12戦テルエルGPのフリー走行3回目が行なわれ、ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリがトップタイムをマーク。中上貴晶も2番手タイムを記録した。

FP4 中上貴晶 2位タイム

そして、FP4で、2位タイム!
FP4は、予選順位など、成績には直接影響しませんが、
決勝レースを想定して連続周回をします。
そこで抜群に安定したタイムを記録し続け、更に2位タイムも記録、
スピード面でも安定性でも絶好調であることが示され、
決勝レースでの好成績がますます期待される事となりました。

予選Q2 中上貴晶 トップタイム ポールポジション獲得

そして迎えた、運命の予選Q2!
開始当初から、トップタイムをたたき出して行きます。
そして残り時間が5分を切ると、
他のライダー達もどんどんと速いタイムを記録していきます。
このまま無難な順位に収まってしまう事が多かった中上選手ですが、
今日は違います。
残り2分を切ったところで、自身のタイムを短縮し、トップタイムを維持。
ラスト1周でタイムを縮めてくるライダーもいましたが、
中上貴晶選手のタイムには及ばず、
そのままタイムア~ップ!!!!!

中上選手がMotoGPクラスで初めて、ポールポジションを獲得しました。
最高峰クラスでの日本人ライダーによるポールポジションは、
2004年バレンシアGPの玉田誠さん以来16年ぶりの快挙となりました。
そして、MotoGPクラスとなってからは、
ポールポジションを獲得した唯一の日本人ライダーとなりました。

中上貴晶、キャリア初PP獲得! 最高峰クラス日本人PPは玉田誠以来『16年ぶり』|MotoGPテルエルGP予選レポート

ポールポジション獲得!

そして、決勝への意気込みをツイートしてくれました。
決勝で最高の結果を獲得するという期待が、確信へと変わっていくのを感じていました。

決勝 2020年10月25日(日)

ウォームアップ走行 中上貴晶 トップタイム

決勝当日の午前に行われるウォームアップ走行でも、トップタイムです。
もうとにかく、中上選手より速く走れるライダーは現時点でいないということですから、
決勝は、普通に走れば、勝てるという、いわゆる無双の状態です。

すでに安心感すら感じさせてくれる絶好調ぶりです。
期待が高まりすぎます。

決勝 中上貴晶 転倒/リタイヤ!

グリッドでスタートを待つ中上選手。
もちろん一番前の位置です。ポールポジションです。
国際映像も中上貴晶選手を捉え続け、世界中にその姿が配信されています。
とても落ち着いた表情に見えます。

Moto次郎
Moto次郎

そしてついにレーススタート!

抜群のスタートダッシュでホールショット!
(この動画で最後の方で転倒するのは別の選手です)

そしてその直後、5コーナーの入り口で転倒!!!!!!!!
そのままリタイヤとなりました。

1周目を走りきることなく、レースを終えてしまった中上貴晶選手。

ピットへ戻った中上貴晶選手の様子です。
ヘルメットを脱ぐことは出来ませんでした。

そして、気持ちの整理が付いたのでしょう。
その日の夜、次のレースへ向けた前向きなコメントがツイートされました。

決勝翌日 2020年10月26日(月)

そして翌日、赤裸々に転倒の理由について、ツイートしてくれました。
こんなかっこいい男が他にいるでしょうか。

まとめ

○2020年シーズン 第12戦 テルエルGP モーターランドアラゴン
 2020年10月25日(土)

・中上貴晶選手が、MotoGPクラスで初めてポールポジションを獲得
 日本人としては、
  MotoGPクラスで初めて
  最高峰クラスとして、16年ぶりの歴史的快挙

・決勝では、1周目に転倒。そのままリタイヤ

いやー、もう、どう表現して良いか分かりません。
エベレストの頂上に昇ほどの歓喜から、
マリアナ海峡へ沈められるようなどん底へ落とされる気持ち、
世界最強のジェットコースターのようなレースウィークとなってしまいました。

世界最高峰の舞台で、
そして初めてのポールポジションで、
そこで感じる重圧/プレッシャーってどんなものなのでしょうか。

あー、涙が止まらない。
自分がどういう感情なのか分からないほど心を揺さぶられてしまいました。
嬉しいし、悲しいし、感動するし、何なんでしょうか。

中上貴晶選手の初優勝、初表彰台、
これから、どんな感動が待っているのか。
中上貴晶選手から、そしてMotoGPから、
目を離すことができません。

ってな事で、
それでは、
Have a nice MotoGP!

~最後に~
お気軽にコメントなどいただけるとうれしいです。
扱ってほしいテーマなどがありましたら、ぜひ、教えて下さい。

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