ウェルカム!
管理人のMoto次郎です。
今年2020シーズンのMotoGPに関するトピックスはたくさんありますが、やっぱり私達にとって外せない話題としては、日本人ライダーの活躍だと思います。
日本人ライダーの活躍が目立ちましたよね
MotoGPクラスでの中上貴晶選手の活躍は、皆さんよく知ってらっしゃると思います。
ポールポジションでレースを待つ中上選手がカッコよかった!
その他、Moto2、Moto3クラスに参戦している日本人ライダーの活躍もホント素晴らしかったです。
Moto2クラスでは、開幕戦で長島哲太選手が、いきなりの優勝!
予選がイマイチでスタート位置14位と悪かったですが、ぐんぐん追い上げ、最後は独走する完璧なレースでした。
長島選手から富沢祥也さんへの思いがあふれてて、開幕戦からいきなり感動的過ぎました!
Moto3クラスでは、小椋藍選手、鈴木竜生選手、鳥羽海渡選手、佐々木歩夢選手達が、
年間を通して何度も、表彰台を何度も獲得しました。
鈴木竜生選手は優勝もしてま~す。
このように、たくさんの日本人ライダーが活躍したシーズンでしたが、
その中でも最後まで私達を釘付けにした選手は、やっぱり、この人でしょう。
Moto3クラスの小椋藍選手だと思います!
最終戦まで年間チャンピオン争いをしてくれました。
やっぱりそうですよね。
ってな事で、
今日は、今年2020シーズンに参戦した8人の日本人ライダー、そして、Moto3クラスで活躍した小椋藍選手についてご紹介します。
今年2020シーズン 日本人ライダーの成績
今年2020シーズンは、MotoGPの3クラス合計で、8人の日本人ライダーがフル参戦しました。
3クラスの全体のライダーは80人程ですから、8人といったら、約10%です!
まずは、この8人、今年2020シーズンにレギュラー参戦した日本人ライダーの成績について、整理しておきたいと思います。
○2020年シーズン 全15戦(MotoGPクラスは14戦)
参戦クラス | ライダー | 年間ポイント | 年間ランキング | 最高順位 | 表彰台獲得 | PP | FR |
MotoGP | 中上貴明 | 116ポイント | 10位 | 4位 | 0回 | 1回 | 4回 |
Moto2 | 長島哲太 | 91ポイント | 8位 | 優勝 | 2回 | 1回 | 1回 |
Moto3 | 小椋藍 | 170ポイント | 3位 | 2位 | 7回 | 2回 | 3回 |
Moto3 | 鈴木竜生 | 83ポイント | 12位 | 優勝 | 1回 | 2回 | 5回 |
Moto3 | 佐々木歩夢 | 52ポイント | 16位 | 2位 | 1回 | 0回 | 1回 |
Moto3 | 鳥羽海渡 | 41ポイント | 18位 | 3位 | 1回 | 0回 | 1回 |
Moto3 | 山中琉聖 | 14ポイント | 24位 | 9位 | 0回 | 0回 | 0回 |
Moto3 | 國井勇輝 | 0ポイント | 27位 | 17位 | 0回 | 0回 | 0回 |
PP;ポールポジション(予選1位)
FR;フロントロウ(予選3位以内)
表彰台;決勝レース結果 3位以内
際立った結果について、ハイライトしてみましたが、
そこの数字を見るだけでも、日本人ライダーが活躍した様子が分かります。
Moto3クラスでは、日本人が2人一緒に表彰台に上がったレースもありました。
でも、ライダー達からもらった感動は、この数字で全然足りないですね。
ゴール直前までトップで走っていたとしても、ゴールできなければ0ポイントですから、厳しい世界です。
その中でも、小椋藍選手の結果は、日本人ライダーの中で、最も活躍したと言ってしまって良い、素晴らしい成績だと思います。
15戦の中で、7回も表彰台に上がっています。
最終結果は年間3位でしたが、最終戦まで年間チャンピオンを争っていましたもんね。
次は、その小椋藍選手について、ご紹介したいと思います。
2020シーズン Moto3 年間3位 小椋藍選手
小椋藍 埼玉県出身 19歳(2001年~)(ゼッケン79 Moto3)
いかがでしょう、小椋藍選手!
弱冠19歳ですが、若さあふれるというよりも、物怖じしない本物感を感じさせます。
確かに落ち着いてますね~
更に、負けず嫌いっぷり、そしてうまくいかない事に対して悔しさを隠さない、ふてくされっぷりが、魅力の一つだと思います。
その魅力が爆発したのが、今年2020の開幕戦です。
小椋藍選手は決勝4位でゴールしましたが、3位でゴールした選手がペナルティ判定となり、小椋藍選手が繰り上げで3位表彰台となりました。
普通なら「ラッキ~」ってな感じでウキウキしてしまうところですが、レースで負けたことの悔しさが大きすぎて、表彰式もボイコットしてしまうんじゃないか ぐらいのふてくされっぷり。
表彰台でも全く表情を緩めることは有りませんでした。
後に、小椋藍選手自身も、その事にふれ「あの態度はひどいな」と語ってらっしゃいました。
レースをサポートしてくれている人がたくさんいますから、プロライダーとして活動する以上は、自分自身が納得行かない部分があっても、結果が出たときには、恩返しのつもりで表彰台にあがるべきなんでしょうね。
でも、表彰台でふてくされているライダーって、とっても魅力的じゃないですか!
大人の事情なんか関係なく、とにかく全力を尽くしているって伝わってきます。
さて、小椋藍選手の成績の話に戻りまして、
Moto3へのフル参戦は、2019年シーズンからスタートして、2020年シーズンで2年目。
2年目で、年間ランキング3位です。
しかも、チャンピオンとのポイント差は、たった4ポイント!
2位の選手とのポイント差は、0!ですからね。
有り寄りの、有り寄りの、有りの3位?という感じです。
最終戦を残した時点での年間ポイントは、たった8ポイント差
小椋藍選手 162ポイントで2位
トップの選手 170ポイント
そして、最終戦の予選結果は、
小椋藍選手 5位
トップの選手 6位
なんと、決勝レースは、お隣のグリッドからスタートすることになりました。
舞台は整ったという感じです。
決勝では、残念ながら、予選までの調子の良さが継続せず、
小椋藍選手 8位 で最終戦のレースを終えました。
トップの選手は12位でしたので、
小椋藍選手は、トップの選手よりも前でゴールしたのですが、
年間ポイントの8点差は逆転できず、
残念ながら、年間ランキング3位で、2020シーズンを終える事になりました。
もし年間チャンピオンを獲得していたら、1998年の坂田和人さん以来22年ぶりでした。
いろんなプレッシャーもあったでしょう。
そんな中、ホント、最後まで、盛り上げてくれました。
そして、来期2021シーズンは、Moto2クラスへステップアップすることになりました。
元々、大きいバイクに合っているライディングと言われていましたので、きっと更なる活躍を見せてくれることでしょう。
まとめ
・2020年シーズンは、MotoGPの3つのクラスで、8人の日本人ライダーが大活躍
・小椋藍選手は、最終戦まで年間チャンピオン争いをしたものの、年間ランキング3位
2021年シーズンは、Moto2クラスにステップアップ
・2021年シーズン 7人の日本人ライダーがフル参戦予定。
(長島哲太選手が残念ながら離脱の予定)
今回はMotoGPの3クラスに参戦する8人の日本人ライダー、そして、惜しくも年間チャンピオンは逃してしまいましたが、大活躍したMoto3の小椋藍選手について、ご紹介致しました。
MotoGPクラスのトップライダーを応援するのも楽しいですが、
やっぱり日本人選手の活躍は、別腹ですよね。
日本人的感覚で考えることで、彼らが努力してきた道のりが、身近に感じられるからかなと、私Moto次郎は解釈しています。
そういう意味で、今年2020シーズンは、見どころたくさんで、ホントに楽しかった。
国という枠組みは虚構に過ぎないなんて意識高い系の方はおっしゃいますが、
いいんです!!!
私は日本人ライダーが活躍すると無条件に嬉しいんです。
ってな事で、
それでは、
Have a nice MotoGP!
~最後に~
お気軽にコメントなどいただけるとうれしいです。
扱ってほしいテーマなどがありましたら、ぜひ、教えて下さい。
コメント