ウェルカム!
管理人のMoto次郎です。
MotoGPのレースが無い週末、どのようにお過ごしでしょうか?
11月23日に、1席だけ残っていたアプリリアのライダーを含めて、
来期2021シーズンのエントリーリストが発表されました。
こうなってくると、来期のチャンピオン争いについて、どうしても思いを巡らせてしまいますね。
もちろんオシライが決まっているモトコのみなさんは、是非、推しを継続してもらいたいです。
でも、『私のオシライってどういうポジションにいるのかな?』と思ったりしませんか。
チャンピオンの本命なのか、ダークホースなのか、一発屋的なのか、まだまだ成長段階なのか、
同じ結果でも、当然、どんなポジションのライダーなのかで、その評価は変わりますしね。
本命が優勝しても、サプライズ!!とはならないですもんね。
そうそう。
ライダー自身の実力に加えて、速いバイクと強いチーム体制を獲得して、万全の参戦体制を整えるところから、すでにチャンピオン争いは始まっています。
とは言っても、2020年にチャンピオンとなったスズキのジョアン・ミルは、ライダー/バイク/チームの全ての面で、シーズン前には本命とは評価されていませんでした。
そんなサプライズが起こるから目が離せなくなっちゃうんですよね。
ってな事で、
今日は、MotoGPクラス2021年シーズンの参戦ライダーを期待値を付けて、ご紹介します。
是非、皆さんのオシライがどんな期待をされているのか確認してみて下さい。
2021年シーズン エントリーリスト
2021年シーズンにレギュラー参戦が発表されている全ライダーの紹介です。
全部で11チーム、22人のライダーが参戦予定です。
2021年シーズンの期待値と共にご紹介します。
期待値は私Moto次郎の独断ではありますが、基本的には一般的な評価に沿った形でお伝えしたいと思います。完全な独断になってしまうと、ちょっと偏り過ぎてしまうと思いますので。
期待値の分類は下記の様な感じです。(Moto次郎オリジナル指標)
- 本命;年間チャンピオン争いの本命ライダー
- ダークホース;もしかするともしかする?
- ピンポイント;単発の活躍は期待が高いけど、チャンピオン争いしたらサプライズ!
- 成長株;目立った活躍にならないかもしれないけど着実な成長を期待したい
- 未知数;大きく参戦体制が変わったり、新人ライダーだったりで、どんな感じか?
(Moto次郎オリジナル指標)
それでは、行ってみましょう!!
スズキ(1チーム、ライダー2人)
チーム・スズキ・エクスター(ワークスチーム)
2021年 期待値 | ライダー | ゼッケン | 2020年 順位 | 参戦体制 |
---|---|---|---|---|
本命 | ジョアン・ミル | 36 | 優勝 | 変更無し |
本命 | アレックス・リンス | 42 | 3位 | 変更無し |
2020年に素晴らしい成績を収めたスズキは、2021年も同じ体制で参戦を継続します。
今期2020シーズンの超安定したレースを継続できるのか、注目です。
レース後半の追い上げが強さを引き立てていましたが、
予選の結果が良くなって、決勝レースの前半を有利に進められるようになれば、連覇の可能性はかなり高くなると思われます。
ライダー2人とも絶好調ですし。
連覇なんてことになったら、1977年以来の44年ぶりになると思いますので、それこそ、また歴史的な快挙で大騒ぎですね。
ヤマハ(2チーム、ライダー4人)
モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGP(ワークスチーム)
2021年 期待値 | ライダー | ゼッケン | 2020年 順位 | 参戦体制 |
---|---|---|---|---|
本命 | マーベリック・ビニャーレス | 12 | 6位 | 変更無し |
本命 | ファビオ・クアルタラロ | 20 | 8位 | インディペンデントから昇格 |
ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チーム(インディペンデントチーム)
2021年 期待値 | ライダー | ゼッケン | 2020年 順位 | 参戦体制 |
---|---|---|---|---|
本命 | フランコ・モルビデリ | 21 | 2位 | 変更無し |
ダークホース | バレンティーノ・ロッシ | 46 | 15位 | ワークスから降格 |
全ての面で、本命中の本命と言って良い参戦体制と言って良いと思います。
ライダー4人の顔ぶれは変わりませんが、ファビオ・クアルタラロとバレンティーノ・ロッシが、チームを入れ替わる形になりました。(ファビオが昇格、ロッシが降格)
2020年シーズンは、ヤマハのバイクにトラブルが目立ち、安定したレース運びができませんでした。
バイクがうまく仕上がる事が条件になりますが、4人とも実力は高いですから、チャンピオン争いの中心となると思われます。
ヴァレンティーノ・ロッシは、引退が心配されていましたが、2021年シーズンも参戦します。
とは言ってもいつ引退してもおかしく無い状況です。
有終の美を飾るような結果を期待したいです。
ドゥカティ(3チーム、ライダー6人)
ドゥカティ・チーム(ワークスチーム)
2021年 期待値 | ライダー | ゼッケン | 2020年 順位 | 参戦体制 |
---|---|---|---|---|
ピンポイント | ジャック・ミラー | 43 | 7位 | インディペンデントから昇格 |
ピンポイント | フランチェスコ・バニャイヤ | 63 | 16位 | インディペンデントから昇格 |
プラマック・レーシング(インディペンデントチーム)
2021年 期待値 | ライダー | ゼッケン | 2020年 順位 | 参戦体制 |
---|---|---|---|---|
ピンポイント | ヨハン・ザルコ | 5 | 13位 | チーム移籍 |
未知数 | ホルヘ・マルティン | TBD | (Moto2) | Moto2から昇格 |
エスポンソマラ・レーシング(インディペンデントチーム)
2021年 期待値 | ライダー | ゼッケン | 2020年 順位 | 参戦体制 |
---|---|---|---|---|
未知数 | ルカ・マリーニ | TBD | (Moto2) | Moto2から昇格 |
未知数 | エネア・バスティアニーニ | TBD | (Moto2) | Moto2から昇格 |
アンドレア・ドビチオーゾが2021年シーズン4位という成績を残したにも関わらず、MotoGPから離れることになってしまいました。
大きな存在が抜けたことによる戦力ダウンをどこまで補うことができるか。
そして、ライダーのラインナップも大きく変わります。
ワークスチームの2人もチャンピオン争いという意味では少し迫力不足な感じもありますが、バイクへまた斬新な新機能を追加してくることを含めて、サプライズを期待したいです。
また、
Moto2から昇格するライダーが3人もいますので、こちらに注目が集まります。
エネア・バスティアニーニは、2020年シーズン Moto2でチャンピオンを獲得しています。
MotoGPバイクで同じような活躍ができるのか?
そして、ルカ・マリーニは、ヴァレンティーノ・ロッシの実弟です。
飛び抜けてくる新人がいるのか、2月のオフィシャルテストでチェックしましょう。
ホンダ(2チーム、ライダー4人)
レプソル・ホンダ・チーム(ワークスチーム)
2021年 期待値 | ライダー | ゼッケン | 2020年 順位 | 参戦体制 |
---|---|---|---|---|
ダークホース | マルク・マルケス | 93 | 26位 | 変更無し。ケガからの復帰時期が未定。 |
未知数 | ポル・エスパルガロ | 44 | 5位 | KTMから移籍 |
LCR・ホンダ(インディペンデントチーム)
2021年 期待値 | ライダー | ゼッケン | 2020年 順位 | 参戦体制 |
---|---|---|---|---|
ピンポイント | アレックス・マルケス | 73 | 14位 | ワークスチームから降格 |
ピンポイント | 中上貴晶 | 30 | 10位 | 変更無し |
本命視されていたマルク・マルケスがケガの状況から前半戦への出場が絶望的のようです。
それでも、後半戦から怒涛の追い上げでチャンピオンを取ってしまうようなことを期待させてしまうのがすごいところです。
いずれにしても、マルク・マルケスの復帰時期がチャンピオン争いへ与える影響は大きいと思われます。
他の3人は、チャンピオン争いに加わるサプライズを期待したいです。
特に、中上貴晶選手には、絶対、初優勝、最悪でも初表彰台を取っていただきたい。
2020年にレース優勝無しという、史上最悪の結果となってしまったホンダですが、それでも注目されてしまうのが、ホンダというメーカーです。
きっと奇跡の復活を見せてくれることでしょう。
KTM(2チーム、ライダー4人)
レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング(ワークスチーム)
2021年 期待値 | ライダー | ゼッケン | 2020年 順位 | 参戦体制 |
---|---|---|---|---|
ピンポイント | ブラッド・ビンダー | 33 | 11位 | 変更無し |
ピンポイント | ミゲール・オリベイラ | 88 | 9位 | インディペンデントから昇格 |
レッドブル・KTM・テック3(インディペンデントチーム)
2021年 期待値 | ライダー | ゼッケン | 2020年 順位 | 参戦体制 |
---|---|---|---|---|
成長株 | イケル・レクオナ | 27 | 20位 | 変更無し |
ピンポイント | ダニロ・ペトルッチ | 9 | 12位 | ドゥカティから移籍 |
2020年シーズンに、最も躍進したメーカーです。
バイクメーカーとしての初優勝を獲得すると勢いづき、一気に3勝を上げてしまいました。
優勝ライダーのミゲール・オリベイラとブラッド・ビンダーが残留していますので、ピンポイントの活躍は期待できます。
チャンピオン争いをかき回しておもしろいシーズンにしてくれることでしょう。
アプリリア(1チーム、ライダー2人)
アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ(ワークスチーム)
2021年 期待値 | ライダー | ゼッケン | 2020年 順位 | 参戦体制 |
---|---|---|---|---|
ピンポイント | アレイシ・エスパルガロ | 41 | 17位 | 変更無し |
未知数 | ロンレンソォ・サバドーリ ブラッドリー・スミス | TBD | - | テストライダーからレギュラー参戦 |
2人目のライダーが未だに確定してない状態です。
テストライダーをレギュラー参戦させること自体は決まりましたが、2人のどちらにするかは2月のテストまで決めないという事態。
大変申し訳ありませんが、それ以外の話題性に欠ける感じです。
2020年シーズンは、一時的に上位に食い込んだり、バイク性能が向上していることは確かだと思いますので、2021年は、更なるポジティブサプライズを期待したいです。
まとめ
・2021年シーズンは、11チーム22名のライダーがエントリー
・チャンピオン争いの本命は、スズキとヤマハの合計5名のライダー
・マルク・マルケスの復帰時期に注目
・ドゥカティ所属の3名の新人ライダーは2月のオフィシャルテストでチェック
さあ、いかがだったでしょうか。
まずは、ざっくりと全体像をつかんでいただく感じでご紹介してみました。
各ライダーがどんな立ち位置にいるのかが分かると、
みなさんのオシライの活躍を邪魔されている感じのときに、
それが、本命ライダー同士の争いになっているのか、
はたまた、新人が活躍してサプライズ的になっているのか、
そんな感じでシーズンの流れが見えてくると思います。
2月、3月のオフィシャルテストの状況で、未知数ライダー達の評価も少しずつ見えてきます。
そのあたりの情報で、期待値を修正していくのも楽しいですね。
ちなみにちなみに~
個人的には、ドゥカティのジャック・ミラーにどうしても注目してしまいます。
チャンピオン争いとは別の観点なのですが、一発屋的な活躍をしてくれるところが魅力的!
レース展開などもそうなのですが、2020年シーズンには、ファビオ・クアルタラロが捨てたゴミ(捨てバイザー)をジャック・ミラーのバイクが吸い込んでリタイヤしたなんて事がありました。
メッチャ笑えませんか。
あ~来期に対しても楽しみしか無い!
ってな事で、
それでは、
Have a nice MotoGP!
~最後に~
お気軽にコメントなどいただけるとうれしいです。
扱ってほしいテーマなどがありましたら、ぜひ、教えて下さい。
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