ウェルカム!
管理人のMoto次郎です。
さあ、みなさま、MotoGPの無い週末、オフシーズンはどうお過ごしでしょうか。
本来は、このオフシーズン中に、来シーズンに向けて移籍の話がまとまってきて、なんて、いわゆるストーブリーグって事になると、通年通して話題があって良いのかなと思うのですが、
最近は、シーズンが終わる頃には来期の体制は、ほとんど決まってしまいますからね。
オフシーズンはめっきり盛り下がってしまいます。
こういうときは、来期に向けた準備運動として、MotoGPについての勉強をしつつ、来期に向けて想像をふくらませるのが良いのではないかなと思っています。
ちょっとオタク感が、、、
すいません、、、
既に、来期2021シーズンのカレンダー(レーススケジュール)が発表されています。
2020年シーズンは、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、キャンセルされたレースも多く、例年とは全く違ったスケジュールで行われましたが、来期2021シーズンは、通常営業の予定です。
全20戦 3月から11月までの長丁場!
2020年シーズンは、MotoGPに関しては14戦しかありませんでしたから、6レースも多く見ることができます。
10月に日本グランプリもしっかり予定されてますね。
今年は中止されてしまって本当に残念でした。
ナイトレースでシーズンスタート、ヨーロッパラウンドで流れが決まってきて、日本グランプリでチャンピオン候補が絞り込まれていく、みたいな展開がやっぱりしっくりきます。
そうそう!
ってな事で、
今日は、2021年シーズンの暫定カレンダーを元に、年間を通じたシーズンの流れについて、ご紹介します。
2021年シーズン 暫定カレンダー(2020年11月6日発表)
2020年11月6日に、2021年シーズンの暫定カレンダーが発表されています。
全20戦で3月から11月までのスケジュールとなっていまして、
実際に、20戦が開催されると、過去最大のレース数です。
過去から、どんどん年間レース数は増えてきていまして、
2020年シーズンは、初めて20戦が予定されました。
しかし、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、結局15戦しか(MotoGPクラスは14戦しか)、レースが開催されませんでしたので、
2021年シーズンに予定通り20戦のレースが行われれば、過去最大のレース数となります。
その他、トピックスとしては、
第10戦のフィンランドGPがあります。
フィンランドでの開催は、1982年以来で、なんと39年ぶり!
使用されるサーキット;キュミリングは、できたてのサーキットで、初めてMotoGPのレースが開催されます。
2020年シーズンに初開催の予定でしたが残念ながらキャンセルされ、リベンジという感じですね。
第11戦は開催地が未定です。
噂では、チェコのブルノサーキットの可能性が高そうです。
ブルノであれば、例年通りといったスケジュールになります。
Round | グランプリ | サーキット | 決勝レース日 |
第1戦 | カタール | ロサイル・インターナショナル・サーキット | 3月28日 |
第2戦 | アルゼンチン | アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド | 4月11日 |
第3戦 | アメリカズ | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ | 4月18日 |
第4戦 | スペイン | ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト | 5月2日 |
第5戦 | フランス | ル・マン-ブガッティ・サーキット | 5月16日 |
第6戦 | イタリア | ムジェロ・サーキット | 5月30日 |
第7戦 | カタルーニャ | カタロニア・サーキット | 6月6日 |
第8戦 | ドイツ | ザクセンリンク | 6月20日 |
第9戦 | オランダ | TT・サーキット・アッセン | 6月27日 |
第10戦 | フィンランド | キュミリング | 7月11日 |
第11戦 | 未定 | 未定 | 未定 |
第12戦 | オーストリア | レッドブル・リンク | 8月15日 |
第13戦 | イギリス | シルバーストン・サーキット | 8月29日 |
第14戦 | アラゴン | モーターランド・アラゴン | 9月12日 |
第15戦 | サンマリノ | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ | 9月19日 |
第16戦 | 日本 | ツインリンクもてぎ | 10月3日 |
第17戦 | タイ | チャン・インターナショナル・サーキット | 10月10日 |
第18戦 | オーストラリア | フィリップ・アイランド・サーキット | 10月24日 |
第19戦 | マレーシア | セパン・インターナショナル・サーキット | 10月31日 |
第20戦 | バレンシア | リカルド・トルモ・サーキット | 11月14日 |
レースシーズンの流れをシミュレーション!
オフィシャルテスト(2月、3月)
開幕戦の前にはオフィシャルテストとしてサーキット走行が行われます。
ここの動きも見逃せません。
だいたい、2月と3月で合計2回のテスト走行があります。
2月から3月へ向けて大きく改善されたり、新人ライダーがいきなり良いタイムを出したりすると、注目を集めます。
これから始まるシーズンの予想をして楽しむ時期ですね。
開幕戦 第1戦 (3月)
恒例のナイトレースで、シーズン開幕です。
ライダー達の所属チームが変わったり、バイクやタイヤがアップデートされて、昨年からの変化がどのような形で現れてくるのかが、注目ポイントです。
テスト期間の調子の良さが維持されるのか、それともいきなりのサプライズが見られるのか、毎年楽しみですね。
ちなみに、
開幕戦はカタールの砂漠の中にあるサーキットで行われ、昼間では気温が高すぎるために、ナイトレースとして行われます。
今ではおなじみになりましたが、初めて見たときは照明の凄さに圧倒されました。
カタールと言えば、日本人には”ドーハの悲劇”と称されるサッカー日本代表の件が一番馴染み深いでしょうか。(ちょっと古い?)
フライアウェイ 第2戦、第3戦 (4月)
アラビア半島で開幕戦を終えると、南米大陸;アルゼンチン、北米大陸;アメリカの2戦です。
開幕戦で各ライダーの立ち位置みたいなものが見え、改善ポイントが明確になってきます。
その改善が順調に進んでいるかどうか、その変化ぐあいが、注目ポイントです。
まだまだ、試行錯誤しているという雰囲気です。
ちなみに、フライアウェイというのは、ヨーロッパから見て遠いところに行くという意味です。
MotoGPはヨーロッパ発祥で、運営企業など、レース関係者もヨーロッパに多いですから、いろんな面でヨーロッパ文化の影響を大きく受けています。
ヨーロッパラウンド前半 第4戦~第10戦(5月~7月前半)
アラビア半島から南北アメリカ大陸と回ってヨーロッパに戻り、本格的なシーズンのスタートと表現されることが多いです。
ここまでの3戦は準備運動みたいな感じでしょうか。
ヨーロッパのサーキットでは、観客の盛り上がりもすごいですし、ライダーたちの気合の入り方も一段レベルアップする雰囲気があります。
このヨーロッパラウンド前半を終える頃には、レースシーズンとしても前半戦が終了。
年間チャンピオン候補がだいたい絞り込まれてきます。
サマーブレイク(7月後半~8月前半)
ヨーロッパラウンドの間に約1ヶ月程度、レースの無い期間があり、サマーブレイクと言われます。
いわゆる夏休みですね。
日本人ライダーの多くは日本へ帰国し、つかの間のリラックス期間を楽しみます。
ヨーロッパラウンド後半 第11戦~第15戦(8月後半~9月)
サマーブレイクが終わると、ヨーロッパラウンドの後半戦です。
サマーブレイク中に何があったでしょうか、急に調子を上げてくるライダーが現れたりします。
サマーブレイクと言っても、休んでるだけじゃなく、特に技術者達は少しでもバイクの改良を進めようと頑張っていることが分かります。
このラウンドを終える頃には、年間チャンピオン候補が更に絞り込まれ、”数人”という感じになってきます。
アジアラウンド(フライアウェイ)第16戦~第19戦(10月)
アジアララウンドが始まると、レースシーズンは、いよいよ大詰めです。
年間チャンピオンは、ほぼ、このアジアラウンドの期間に決定します。ヨーロッパラウンドで、数人に絞り込まれたチャンピオン候補ライダー達のバッチバチの激戦が繰り広げられます。
また、チャンピオン候補から外れたライダー達は「もう失うものは無い」とばかりに、全力で勝ちにきます。勝つか転ぶか、みたいな。
そんなんだからだと思うのですが、長年語り継がれる素晴らしいレース展開や、その後に因縁として引きずってしまうようなアクシデントが生まれやすいのが、このアジアラウンドです。
もちろん、ツインリンクもてぎで開催される日本GPもこの期間に行われます。
日本で年間チャンピオンが決定したことも、過去何度もあります。
ホントに盛り上がります。
日テレの地上波で、日本GPだけは生中継をしていましたが、今後はどうなるか?
少しでもMotoGPファンを増やすために是非継続してほしいです。
ちなみに、
日本GPのレースは10月ですが、チケット情報は4月頃、チケット発売は6月頃に開始されますので、もし現地での観戦をご希望する際は、早め早めのご準備をお願いします。
ツアー旅行なんかも企画されていました。
この辺りは、後日、記事にしたいと思います。
も1つ、ちなみに、
アジアラウンドも、南北アメリカ大陸と同様にフライアウェイと呼ばれます。
最終戦 第20戦 (11月)
最終戦は、恒例のバレンシアGPです。
アジアラウンドを終えて、ヨーロッパに戻って来る頃には、年間チャンピオンは決定済みで、最終戦は消化試合になることが多いのです。
その影響なのか分かりませんが、お祭り感があり、なんだか楽しそうな雰囲気が印象的です。
このレースを最後に、チームを移籍するライダーやスタッフ、引退するライダーなどもいて、いつもと違った見どころのある、感動的なレースとなることが多いです。
レース後の様子も見逃せません。感動的なシーンだらけです。
ちなみに、このレースが終わった数日後には、来シーズンに向けたテスト走行が行われます。
大物ライダーが他メーカーに移籍したり、新人ライダーたちの走りに注目が集まります。
このテスト走行が終わると、ついに今シーズンが終わったな~という感じになりますね。
まとめ
・2021年シーズンの暫定カレンダー発表
過去最大のレース数 全20戦 を予定(3月~11月)
・シーズンの流れは例年通り
開幕戦 (カタールGP/ナイトレース)
フライアウェイ (2レース)
ヨーロッパラウンド(7レース / サマーブレイク / 5レース)
アジアラウンド (4レース)
最終戦 (バレンシアGP)
・予定通りの開催となるよう、新型コロナウイルスの収束を願いましょう!!
さあ、今回は来年2021年のレースケジュールを発表しまして、
例年、どのような流れでシーズンが進んでいくのか、ご紹介しました。
内容的には、ごくさわりだけのつもりだったのですが、なかなかのボリュームになってしまいました。
来シーズンは、いつもどおりの流れで、チャンピオンシップが進んでいくのか、はたまた今期のようなサプライズだらけのシーズンとなるのか、今から楽しみですね。
しかしかし~
上のまとめのところでも記載しましたが、この予定通りに進められるかどうかは、
なんといっても、新型コロナウイルスの収束状況しだいということになります。
そんなネガティブなサプライズは、もちろん、もう二度といらないです。
私たちとしては、マスクと手洗いぐらいしかできることは無いですので、
それらをしっかり行って、後は期待を膨らませて、開幕を待ちましょう。
開幕前からオフィシャルテストをチェック!でしたよね。
そうです! さすが! もう流れを掴みましたね。
ってな事で、
それでは、
Have a nice MotoGP!
~最後に~
お気軽にコメントなどいただけるとうれしいです。
扱ってほしいテーマなどがありましたら、ぜひ、教えて下さい。
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