ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手は、引退がウワサされていますが、もしそうなったとしても既に素晴らしい記録をたくさん持っていますし「やり切った」という気持ちなんでしょうね。
もちろんそうだと思います。実際に、現役ライダーとしてはやり残したことはないんじゃないでしょうか。
でも、もし有るとすれば、このレースが最重要ターニングポイントだろと思うんです。
私Moto次郎の妄想ですが、聞いていただけますか。
ウェルカム!
管理人のMoto次郎です。
2021年シーズンも、前半戦が終わり、サマーブレイクに入っています。
そして、既に来季のシート争いが始まっていて、うわさ話やサプライズ発表など、ストーブリーグも盛り上がりをみせてきました。
いろいろ話題がある中で、俄然注目されるのが、生ける伝説ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手です。
はたして、ついに引退となってしまうのでしょうか。
仮に引退となっても、全ての関係者が、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手に対して、最大限の敬意をもって受け入れることでしょう。もちろん寂しさとともに。
素晴らしい記録の数々に加え、記憶に残る素晴らしいレース、MotoGPの発展に対して最大の功労者であることについて、誰も異論はないでしょう。
それでも、私Moto次郎的には、
ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手にとって、心残りになっていることがあるんじゃないかなと、思いを馳せてしまう出来事があります。
長いレース人生で、最重要のターニングポイントになったと思っています。
1つ目は、10回目のチャンピオンを逃すことになってしまったマルク・マルケス#93選手とのあの事件。
そして、もう一つは、愛弟子たちとの表彰台独占が目前だったあのレース。
現在のヴァレンティーノ・ロッシ#46選手の記録である 『9回のチャンピオン』と『199回の表彰台』という”究極に”『あと1つ』と言いたくなってしまう状況を作るきっかけになっています。
もちろん、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手のファンの方には、「あぁあれね」という感じで、分かっちゃいますよね。
でも、あえて語らせて下さい。
もしかすると、知らない方もいらっしゃるかもしれませんので。
ってなことで、
今日は、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手の最重要ターニングポイント byMoto次郎の想像 についてご紹介していきます。
あの事件
2015年シーズン第17戦マレーシアGPで、その事件が発生しました。
つぎのレースが、第18戦の最終戦。その前哨戦というタイミングです。
なんと、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手が、故意にマルク・マルケス#93選手に接触し、転倒させるという事態となってしまったんです。
↓その様子はこちらをどうぞ
シーズン序盤から速さを見せるマルク・マルケス#93選手と、細かいイザコザが始まっていましたが、それが、ついに爆発してしまったという感じ。
この事件に対してのペナルティとして、次戦の最終戦バレンシアGPで、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手は最後尾スタートとなってしまいました。
最終戦まで年間ポイント争いトップに立っていたにも関わらず、
この事件のペナルティの影響によって、結局、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手は、10回目のチャンピオンを逃してしまいました。
ただ、この事件を、ピンポイントで考えていては、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手の心中を知ることはできません。
この事件に至るまでの経緯、そして、それ以降の経緯から、最も重要なターニングポイントだったとしか考えられないんです。
ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手は、最高峰クラスへ参戦した以降、ホンダとヤマハのバイクでチャンピオンを獲得し、新たなチャレンジとして、ドゥカティに移籍しました。
しかし、2シーズンの間、ドゥカティで予想外の低迷を続け、ヤマハに復帰するという経緯があります。
そのヴァレンティーノ・ロッシ選手#46が、ドゥカティからヤマハに復帰したシーズンが、2013年です。
そして、2013年のMotoGPといえば、
そうです、
2013年といえば、絶対王者 マルク・マルケス#93選手が、MotoGPクラスのルーキーであるにも関わらず、いきなり年間チャンピオンを獲得したシーズンです。
そして、2014年は、開幕戦から10連勝という圧倒的な強さで、2シーズン連続チャンピオン。
最年長クラスのヴァレンティーノ・ロッシ#46選手が比較対象になり、世代交代という風潮が一気に高まります。
そんな影響もあってなのでしょう、コース内外を問わず、バッチバチの関係になっていきました。
そして迎えた2015年シーズン、
優勝もあるけど転倒リタイヤもあるみたいな、速いけど安定しないマルク・マルケス#93選手に対して、
安定して表彰台を獲得し続けたヴァレンティーノ・ロッシ#46選手が、ポイント争いではトップを快走していました。
シーズン後半に入って調子を落としていたものの、ラスト2戦を残して、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手のチャンピオンは、決まったものだろうと、そんな雰囲気でした。
そんな経緯の中で発生してしまったのが、このマレーシアGPでの事件です。
動画を見ていただければ分かるよう、意図は分かりませんがマルク・マルケス#93選手が故意になにか仕掛けていたのは明白でしょう。このレース、マルク・マルケス#93選手は、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手を引き離す速さをもっていたのは誰の目から見ても明らかでした。
2015年チャンピオンとなった同じスペイン人のホルヘ・ロレンソ#99さんをサポートする目的だったという噂もありますが、真相は不明です。
マルク・マルケス#93選手の妨害?行為に、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手が最悪の形で応えてしまったわけです。
そして、マルク・マルケス#93選手は、次シーズン2016年から2019年まで、4シーズン連続で年間チャンピオンという快挙。
ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手の10回目のチャンピオンの機会を、ことごとく、マルク・マルケス#93選手に阻まれてしまい、現在までチャンピオン回数は9回で止ったままとなっています。
マルク・マルケス#93選手が絶好調なシーズンを送るなか、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手は、徐々に調子を落とし、引退説も渦巻く中、現在もチャレンジを続けています。
いかがでしょうか、これらの経緯を考えると、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手が『あの事件さえ無ければ、、、』と考えてしまうのも、納得いただけますよね。
ドゥカティからヤマハへ戻ったとき『もう一花咲かせて引退しよう』心のどこかでそう思っていたはずです。
この2015年の事件が、そんなプランを完全に狂わせてしまう、最悪のターニングポイントになってしまったと、私Moto次郎は考えている訳です。
あの表彰台
ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手が10回目のチャンピオンを逃したとはいっても、既にたくさんの記録を手にしています。
ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手が「もうこれ以上、記録はいらない」と言っても、誰も異論は無いでしょう。
でも、それでも、
『ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手が、最高に残念に思っている表彰台がある』と、私Moto次郎は思っています。
なにしろ、『こんな素晴らしい表彰台の実現が目前!』という状況があったんです。
信じられますか?
優勝;フランコ・モルビデリ#21 最高峰クラス 初優勝!!!
2位;フランチェスコ・バニャイヤ#63 最高峰クラス 初表彰台!!!!
3位;ヴァレンティーノ・ロッシ#46 最高峰クラス 200回目の表彰台!!!!!
しかも、サンマリノGP! ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手の地元です。
ご存知のとおり、
フランコ・モルビデリ#21選手 と、フランチェスコ・バニャイヤ#63選手 の2人は、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手の愛弟子です。
数字で見れば、たくさん獲得してきた中の1回の表彰台に過ぎませんが、
『200回目の表彰台を、愛弟子2人とともに独占した表彰台で祝う』という、永遠に歴史に残る、そして、記憶に残る表彰台になったに違いありません。(残念ながら無観客でしたが)
その表彰台を逃してしまったレースは、2020年シーズン第7戦サンマリノGPです。
このシーズンは、コロナウイルスの影響で開幕が遅れ、7月からの連戦続き。
そんな中、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手は、
第2戦ヘレスでヤマハ勢の表彰台独占の一角に入るなど、調子の良さを見せていました。
更に、サンマリノGPでは、フリープラクティスでトップタイム、そして、4番グリッドスタートと、ベストパフォーマンスを見せていました。
そしてレースは、序盤からフランコ・モルビデリ#21選手と共に、トップグループで快走。
トップは譲ってしまったものの、終盤まで単独2位で走行し続けました。
レース終盤、フランチェスコ・バナニャイヤ#63選手にかわされ、3位へ。
ラストラップ、惜しくも、4位へ、そのままゴールとなってしまいました。
ラストラップ、ゴールまで数コーナーという時点まで、3位だったんです。
あの素晴らしい200回目の表彰台が目前だったんです。
ホントに残念!!
それ以降、なかなか表彰台争いもなく、最高峰クラスの表彰台獲得数は199回で止ったまま、現在に至ってしまっています。
ちなみに、
そんな空気を読まない行動をしてしまった選手は、ジョアン・ミル#36選手です。
2020年シーズンのチャンピオンです。
さらに、ちなみに、
レース後の会見で、ジョアン・ミル#36選手は「申し訳なかった」なんてコメントしていました。
いい人!
まとめ
ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手の最重要ターニングポイント
私Moto次郎的想像では、
- 10回目のチャンピオンを逃してしまった2015年シーズン第17戦マレーシアGP
- 200回目の表彰台を逃してしまった2020年シーズン第7戦サンマリノGP
私Moto次郎の妄想に、最後までお付き合いいただきましてありがとうございまいた。
ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手は、1996年に125ccクラスに参戦し始めて、2021年で26シーズン目。
特に、若かりし頃のヴァレンティーノ・ロッシ#46選手は、負けず嫌いの塊。
素晴らしいレースも、もちろんたくさんありましたが、数々の事件もありました。
仮に引退したとしても、そんなイザコザは『若気の至り』として、良い思い出になるんだと思います。
でも、この2つのレースは、絶対、忘れられないと思うんですよね。
逆にこんなのがあるから、今でもレースに対するモチベーションを保てているのか。
ぜひ、引退後の自叙伝も楽しみにしたいと思います。
もちろん、私Moto次郎は、ヴァレンティーノ・ロッシ#46選手が、まだまだ現役でMotoGPに参戦し続けてくれることが、1番の希望です。
また、仮に引退することになっても、絶対、MotoGPファンを喜ばせる『おまけ』付きでしょう。
何ごとも無くいなくなるような存在じゃないです。
以上、ただのMotoGPファンの独り言でした。
ってな事で、
それでは、
Have a nice MotoGP!
~最後に~
お気軽にコメントなどいただけるとうれしいです。
扱ってほしいテーマなどがありましたら、ぜひ、教えて下さい。
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