アメリカズGPではレッドフラッグが2回も出されたそうですね。
Moto3クラスのレースなんですが、多重クラッシュも発生して、とても荒れたレースでした。
ウェルカム!
管理人のMoto次郎です。
珍しく今回はMoto3クラスの話題です。
2021年シーズン第15戦アメリカズGPで、4人のライダーが関係する多重クラッシュが発生してレッドフラッグ、レースが中断して、そのままレース終了となってしまいました。
かなり激しいクラッシュだったにも関わらず、幸いにも、全員に大きな怪我が無く、事故直後にライダーたちは自分で立ち上がることができました。
事故のきっかけを作ってしまったライダーへの批判に加えて、最近のMoto3クラスのレース内容について運営側に対しても、MotoGPライダー達から苦言が出されています。
多重クラッシュ映像の派手さだけでは無く、また、MotoGPの安全性に対して考えさせられる機会となりましたので、是非、ご紹介させて下さい。
ってなことで、
今日は、この事故がMotoGPで最後の事故になることを願いつつ、2021年シーズン第15戦アメリカズGP Moto3クラスで発生した多重クラッシュ について、状況を確認していきたいと思います。
暗い話題ばかりでは恐縮ですので、最後に「タコ?」の話題を追加していますのでお楽しみ下さい。
2021年シーズン第15戦アメリカズGP Moto3クラスで多重クラッシュ発生
2021年10月4日(日) 2021年シーズン第15戦アメリカズGP Moto3クラス決勝で多重クラッシュが発生しました。
多重クラッシュ事故に関連したライダー4人
デニス・オンジュ#53
ジェレミー・アルコバ#52
アンドレア・ミーニョ#16
ペドロ・アコスタ#37
多重クラッシュ事故 発生状況
全17周でスタートしたレースは、なんと、2回も赤旗でレース中断となる荒れた展開となりました。
1回目の赤旗は、8周目
単独のハイサイド転倒でした。
こちらの転倒は、通常のレーシングアクシデントと言えるものでしたが、転倒の衝撃が大きくライダーは自身で動くことができず、レースが中断され救護活動が行われました。
(その後、ライダー自身のSNSで、骨折なども無く大事には至らなかった事が報告されていました。)
そして、その後、5周のレースが、再スタートし、再度、レッドフラッグとなりました。
2回目のレッドフラッグは、今回話題となっている多重クラッシュによるものです。
再スタート後の3周目、
場所は、11コーナーから12コーナー間のバックストレート、
デニス・オンジュ#53選手が、コースを横切るように、右から左方向に進路変更、
恐らく、後ろのライダーをブロックする意図だったのでしょう、
でも、その横への動きが速すぎて、すぐ後ろを走行していたジェレミー・アルコバ#52選手のバイクとと接触!
フロントタイヤへぶつけられたことで、即、転倒し、バイクがコースをふさぐような状態に。
そのコース上へ横たわっているバイクへ、後ろを走行していたアンドレア・ミーニョ#16選手と、ペドロ・アコスタ#37選手が突っ込み、2台とも転倒しました。
バイクもライダーも大きく飛ばされ、バイクの部品もコース上に散乱、
ギリギリで接触を避けたバイクも多く、転倒が3台で済んだのも奇跡的な感じです。
すぐに、レッドフラッグが出され、レースは2度目の中断となりました。
『また大きな事故が起こってしまった』と思った瞬間、更に、信じられない光景が!
なんと、転倒したライダーが3人とも、立ち上がって歩いている姿が映し出されました。
映像を見る限り、足を引きずっているなど、怪我をした様子はありません。
衝撃的な事故の映像と、ライダーたちの元気そうな姿のギャップに驚かされました。
たまたまというか、運の要素が大きいとはいえ、
ヘルメットやレザースーツなどの装備や、サーキットコース上の安全対策が進歩に対し、変なタイミングで感心してしまいました。
多重クラッシュの映像はこちらをどうぞ
上空からの映像ではこんな感じです。
最後に激突したペドロ・アコスタ#37選手なんて、バイクと一緒に何メートルぐらい飛んでいるんでしょうか、しかも、路面にたたき付けられた後に、ガードレールにも激突しています。
そして、デニス・オンジュ#53選手には、厳しいペナルティが与えられました。
コースを横切って事故を引き起こしたと判断され、2戦の出場停止です。
ここのところ上位に食い込んでくるレースが多かっただけに、かわいそうですが、止むを得ないでしょう。もっと大きな事故になっていた可能性を多くの方が指摘しています。
以上が、今回の多重クラッシュの経緯です。
ちなみにこのレースは、2回目の中断後、そのまま終了となり、1回目の赤旗時点の順位で最終結果となりました。
その結果、レッドフラッグの直前にマシントラブルでリタイヤし絶望していたイサン・グエバラ#28選手が初優勝となり、こちらもジェットコースターのような展開となりました。
MotoGPライダーからのコメントなど
もっと深刻な事故になりかねなかった大きな事故であり、MotoGPライダーをはじめ関係者からさまざまなコメントが出されています。
Moto3クラスのレースは、いつも接触が発生するような接近戦が多く、安全対策を求められていました。
そんな中、たった5周のレースを行えば、更に接近戦が加熱してしまうのは当然だと、そんな運営側への批判もあるようです。
更に、直近で、WSSのレース中の事故で、マーベリック・ビニャーレス#12選手のいとこが他界、それを受けて、マーベリック・ビニャーレス#12選手はアメリカズGPを出場辞退していました。
そのようなタイミングの悪さも、今回の事故の印象を悪くしています。
まとめ
- 2021年シーズン第15戦アメリカズGP Moto3クラスで多重クラッシュが発生
- 3人のライダーが転倒
ジェレミー・アルコバ#52
アンドレア・ミーニョ#16
ペドロ・アコスタ#37 - 奇跡的に大きな怪我は無し
- デニス・オンジュ#53は事故を引き起こしたと判断され、2戦の出場停止処分
今回の事故に関しては、なにより、大きな怪我が無くて良かったです。奇跡的と言えると思います。
MotoGPファンとしては、それに尽きるでしょう。
シリアスな話はここまで、ちょっと楽しい話題を一つ。
アメリカズGPで「タコ?」が登場し話題になりました。
私Moto次郎が推測するに、COTA;Curcuite Of The Americas からの、OCTA≒Octopus(オクトパス)ってことだと思います、だじゃれですね、たぶん。笑
真相をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非、教えて下さい。
ってな事で、
それでは、
Have a nice MotoGP!
~最後に~
お気軽にコメントなどいただけるとうれしいです。
扱ってほしいテーマなどがありましたら、ぜひ、教えて下さい。
コメント